スウェーデン・JOKKMOKK
  • SPECIAL
  • 2020.4.6 UP

連載[老舗今昔 #010]始まりは北欧の小さな町、ヨックモック

スウェーデンのストックホルムから北へ800kmあまり。そこは北極圏に属する静かな森と湖に囲まれた小さな町。見聞を広げるために欧州を旅していた<ヨックモック>の創業者である藤縄則一氏が、地図を眺めながらふと目にとまったのがJOKKMOKK(ヨックモック)でした。そこには厳しい自然とは対照的に家庭の優しい温もりにあふれ、食卓にはいつも愛らしいホームメイドのお菓子。そしてまごころいっぱいの手づくりのおもてなしがあります。藤縄氏はこのまごころがこもった手づくりのおいしさこそが洋菓子の真髄であると感じ、ここから<ヨックモック>の長い歩みは始まりました。

三越デイズ
創業者・藤縄則一氏
当時のヨックモック駅

進むべき道を示唆してくれた運命の出会い

藤縄則一氏は、1932年に従兄弟が経営する東京のお菓子屋へ奉公に出ます。やがて兄とともに製菓業を起こし、チョコレート製造に手を広げ、1969年に「シガール」が誕生しました。<ヨックモック>のブランドとしての基盤はこのころすでに形を成していたと言えるのかもしれません。すべてはあのスウェーデン・JOKKMOKKでの運命的な出会いが大きなターニングポイントとなったのです。

シガール

まごころ込めた手づくりの味こそが、お菓子づくりの原点

召しあがる方の満面の笑みを思い浮かべながら、心を込めてつくる。これなくして、おいしさは生まれない。それは創業者である藤縄則一氏が、戦後原材料の確保が難しい中、自身のつくったお菓子が人びとを笑顔にすることに心打たれ、菓子づくりに生涯を捧げたことから始まる「お菓子づくりの精神」です。そしてその意志と情熱は、代表商品であるロール型のクッキー「シガール」をはじめ、数々の味わいに活かされ、人気洋菓子メーカーとして、揺るぎない地位を築き上げています。

三越デイズ
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フルール・フルール
フルール・フルール
フルール・フルール〜宇治抹茶〜

<ヨックモック>のスピリットは、三越伊勢丹で花ひらく

藤縄則一氏がJOKKMOKKの旅路で出会った感動は、今もさまざまなお菓子に息づいています。花びらを模したラングドシャー、「フルール・フルール」もそのひとつ。<ヨックモック>のブランドシンボルであるハナミズキを表現したクッキーです。一枚一枚手詰めで、まるで花が咲いたかのように美しく缶に収められています。サクサクとした心地よい食感の中に焼きの香ばしさが楽しめる、繊細な味わいです。「フルール・フルール 〜宇治抹茶〜」は日本橋三越本店限定で宇治抹茶「おくみどり」を用いた爽やかな抹茶フレーバー。<ヨックモック>の百貨店出店第一号である日本橋三越本店にふさわしい一品です。

  • 日本橋本店

<ヨックモック>

左:フルール・フルール 1,404円(1缶/20枚入)

右:日本橋三越本店限定 フルール・フルール 〜宇治抹茶〜 1,620円(1缶/20枚入)

  

SHOP INFO

■日本橋三越本店 本館地下1階/ヨックモック

三越デイズ

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