1673年、呉服店<越後屋>の開業まで歴史を遡ることができる三越。その伝統を今に受け継ぐ日本橋三越本店の、毎日活気に満ちている食品フロアでは、現在どんな人が、どんな風にお買い物を楽しんでいるのでしょうか? お正月気分はすっかりリセットされた2020年1月某日。店頭のスタイリストから聞くだけでは分からないお客さまの実態をしっかりと確認すべく、ミツコシデイズの編集スタッフは、出口調査にでかけました。「今日のお買い物、みせてください」三越フードスナップ 日本橋三越本店編Vol.2です。
A.Yさんと息子さん/主婦/千代田区から
妹さんを7階の<キッズパル>へ送ってきたというA.Yさんとお兄ちゃん。お教室が終わるまで待つ間、二人は<サザエ食品>の十勝大判焼きでおやつタイム。自転車で5分ほどのご近所にお住まいだそうで、「昨日も買いものに来たよ!」と元気に話してくれたお兄ちゃん。日本橋三越本店はとても身近な商店街のような存在なのだそう。
Nさん/主婦/川崎市内から
ヘアサロンの帰りに立ち寄ったというNさん。日本橋三越本店に来ると必ず買ってしまうというのが<室町万弥>のおいも。いつもは蒸かしいもですが今日は蜜がたっぷりしみ出た焼きいもがあったのでこちらをチョイス。甘くてお気に入りという夜須のフルーツトマトもお買いあげ。
ハバネラさん/埼玉県川口市内から
日本橋三越本店の食品フロアを「自分の気にいる物がどこよりも多い場所」と話してくださったハバネラさん。来店した時はいつも“ここでしか買えないもの”を意識して選んでいるのだとか。この日は、普段お世話になっている知り合いのおばあちゃんのために、<菓遊庵>でお取り扱いのある<長榮堂>や<信州 里の菓工房>の和菓子、焼き鳥、蒲鉾などをお買いあげ。
E.Tさん/主婦・自営業/埼玉県から
お嬢さまとお買いものにいらしたE.Tさん。和菓子が好きなお嬢さまのセレクトで、家族で食べるお茶菓子に<鶴屋吉信>の練り切りと<榮太樓總本鋪>のいちご大福をお買いあげ。日本橋三越本店には、お嬢さまが小さい頃からよく親子でお買いものに来ているそう。
Aさんご夫妻/会社員/八王子市内から
浅草にお墓参りに行った後、日本橋まで歩いてこられたというお元気なAさんご夫妻。ご自宅で受験勉強を頑張っている息子さんのために、夕飯用にスタミナの付きそうな<Roasted Beef I.T.O.>のいとう和牛ローストビーフ重をお買いあげ。これから帰りも東京駅まで歩かれるそうです。
以上、5組のお客さまのお買い物をお伝えしました。この日、取材を終えてほっとしていた編集スタッフの間には「日本橋三越本店のお客さまは、声をかけやすい気がする・・・」という話が。もしかすると常連のお客さまが醸し出すやわらかい空気が理由? さて、そんな日本橋三越本店で、あなたならどんなお買い物を楽しみますか? ぜひご参考に。
取材を受けてくださったみなさまへ。
突然のお声がけだったのにも関わらず、お忙しい中快く応じてくださり、本当にありがとうございました。
ミツコシデイズ編集スタッフ一同
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※本記事に掲載された情報は、2020年1月時点のものです。
※現在は販売が終了している商品もございます。ご了承ください。
※生鮮品は天候等の諸事情により入荷のない場合がございます。
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