もし美しさや遊び心にあふれたスイーツを作り出すパティシエが、朝ごはんを本気で考えたら…?というテーマのもと、注目のパティシエ・後藤裕一さんがお腹も心も満たしてくれる朝ごはんを本気で考える「後藤シェフの朝ごはん」。
11月のレシピは、「ごまスコとラムのチリコンカン」です。チリコンカンといえばチリパウダーを使用するのが定番ですが、今回使うのは、京都にある<山田製油>が作るごま風味のホットソース「ごまスコ」。ごまがふんわり香るソースに、中東料理に欠かせないタヒニというごまのペースト、セミドライアプリコットなどを合わせて、コクたっぷりのチリコンカンにアレンジしました。寒くなってきたこの季節にぴったりの、ホットモーニングをどうぞ。
RECIPE
羊ひき肉 |
200g |
レッドキドニー水煮 | 200g |
ホールトマト缶 | 240g |
玉ねぎ(スライス) | 大1/2個 |
赤パプリカ(細切り) | 1/4個 |
セミドライアプリコット(細切り) | 4個 |
にんにく(みじん切り) | 4g |
生姜(みじん切り) | 4g |
八角 | 2個 |
シナモン | 1本 |
バニラ | 少々 |
<山田製油>ごまスコ | 適量 |
タヒニ | 10g |
白ワイン | 30g |
オリーブオイル | 適量 |
エゴマ | 2枚 |
ライム | 1/2個 |
白胡椒 | 少々 |
塩 | 少々 |
赤パプリカ、セミドライアプリコット、玉ねぎ、にんにく、生姜をカット。
鍋にオリーブオイルを入れ、にんにく、生姜、八角、シナモン、バニラを軽く炒める。
そこに玉ねぎと赤パプリカを入れ、透明感が出るまで火を入れる。
羊のひき肉を加え、塩と白胡椒を振り、しっかり肉に火が通るまで炒める。
白ワインを入れアルコールを飛ばし、レッドキドニー、ホールトマト、タヒニ、セミドライアプリコット、ごまスコを入れ10分ほど煮込む。
皿に盛りつけたら、仕上げにオリーブオイル、エゴマ、塩胡椒、ごまスコをかけ、ライムを添えて出来上がり。
赤パプリカ、セミドライアプリコットは細切り。玉ねぎは薄めのスライス。にんにく、生姜はみじん切りにしていきます。レッドキドニーの水煮は、水を切っておきましょう。
鍋にオリーブオイルを入れ、まずにんにく、生姜、八角、シナモン、バニラを軽く炒める。
そこに玉ねぎと赤パプリカを入れ、透明感が出るまで火を入れる。
羊のひき肉を加え、塩と白胡椒を振り、しっかり肉に火が通るまで炒める。
白ワインを入れアルコールを飛ばし、レッドキドニー、ホールトマト、タヒニ、セミドライアプリコット、ごまスコを入れ10分ほど煮込む。
とろみを調節したい場合は、お好みで水を加えてください。
皿に盛りつけたら、仕上げにオリーブオイル、刻んだエゴマ、塩胡椒、ごまスコ(お好みで)をかけ、ライムを添えて完成。
羊のひき肉を使うことで、朝から重たくなりすぎないようにしているのが、後藤さんらしい気遣いのポイント。お肉や野菜の旨みとスパイシーな風味が絡み合う、朝から大満足な一皿になりました。
さあ、次回はパーティーの多い12月らしい、贅沢な食材を使ったレシピをご紹介します。お楽しみに!
ごま油にこだわる京都の<山田製油>が手がける、ごま風味のホットソース。原料のごま、酢、胡椒の頭文字から取った「ごまスコ」の名の通り、ふわっと広がるごまの香りと食欲そそる酸味が魅力です。唐辛子の辛さもしっかりと楽しめます。
508円(60g)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/味匠庵・グローサリー
PROFILE
ごとうゆういち
1980年、東京都生まれ。大学卒業後、<オテル・ドゥ・ミクニ>でレストラン・パティシエとしてのキャリアを本格的にスタート。その後<キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ>で研鑽を積み、渡仏。フランスの<トロワグロ>本店でアジア人初となるシェフ・パティシエとして活躍。帰国後、2015年に<PATH> を「Bistro Rojiura」の原シェフと共同でオープン。2017年には「Tangentes Inc.」を設立し、デザート・菓子製造にとどまらず、メニュー開発や店舗コンサルティングなどの業務を行っている。
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