［冬土用には赤が効く（5）］まあるい幸せ、いちご大福6選！

いちご大福の元祖といえば、この＜大角玉屋＞の「いちご豆大福」。昭和60年、3代目店主のアイデアによって、いちごの入った豆大福が生まれました。丹念についたもち米に、北海道産特選小豆「雅」を使用。ほどよい塩加減の豆と甘酸っぱいいちごの組み合わせがたまりません。

いちごを餅生地の上にのせて、椿のつぼみに見立てました。羽二重餅で仕上げた生地は、もちもちとしたやわらかな口当たりが魅力。こしあんの甘みといちごの酸味が調和したやさしい味わいとともに、春の訪れをゆっくり待ちましょう。

明治5年創業、滋賀県に本店をかまえる＜菓道 冨来郁＞より。大粒のあまおうを選び抜き、大福いっぱいに閉じ込めた贅沢な一品です。あっさりとした味わいの白あんと口どけのいい餅が、主役級の肉厚ないちごを引き立てます。

北海道産小豆のこしあんと白あんを合わせた、なめらかな半小豆あんが魅力。中には甘酸っぱいとちおとめを閉じ込めました。店内厨房で仕上げる作りたてが味わえるのは、日本橋三越本店のみ。この機会に、ぜひお試しあれ。

あっさりとしたつぶあんを、もち米で仕上げたもちもち生地で包み、その上にいちごをちょこんとのせました。老舗＜喜田家＞が新しい感性をもってプロデュースする＜KITAYA六人衆＞らしい、モダンな雰囲気が魅力。

使用しているいちごは、埼玉県産のブランド種「章姫（あきひめ）」。非常に果肉がやわらかいため加工が難しいといわれていた品種を繊細に包んだ、職人の技が光る一品です。甘くみずみずしいいちごを、さらりとしたこしあんで包みました。