冬に造られ、夏をこえて熟成した日本酒が満を持して登場する季節となりました。 これらは「ひやおろし」や「秋あがり」と呼ばれ、あえて秋を待って出荷される期間限定酒です。「ひやおろし」は春に搾ったお酒を一度だけ加熱殺菌(火入れ)して熟成し、以後加熱殺菌を行わずに秋の解禁日に合わせて出荷するもの。一方「秋あがり」は加熱殺菌(火入れ)の回数に関わらず秋に仕上がるお酒のことを指しています。蔵によって「ひやおろし」を「秋あがり」の一種と考えるところや、まったくちがう呼び方で出荷するところもあり複雑ですが、今回とにかくお伝えしたいのは各地から夏に熟成した期間限定酒が出る、ということ。要注目の5本をご紹介します!
最初にご紹介するのは、伊勢神宮の御料酒として長く採用され、都内でも多くの名店に選ばれてきた兵庫の蔵元<白鷹>が、生もと造りで醸す兵庫県特A地区産山田錦を使用した特別な「秋あがり」です。ひと夏熟成させ、ひやおろしと同様に出荷前の火入れを行わずにご用意した一本は、熟成がすすんだことで手に入った深みのある旨みと香味に加え、ほのかに感じる複雑な味わいも絶妙。秋あがりとして素晴らしくバランスのとれた味わいです。常温で楽しんだ後は、よりまろやかに感じられる燗でもどうぞ!
1,540円(720ml)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/ラ・カーヴ 柱番号G-9横
[販売個数]24点限り
続いてご紹介するのは「ひやおろし」です。「ひやおろし」は、その言葉のイメージから“しっかり冷やして飲む日本酒”を連想してしまう方もいるようですが、前述の通りその実態は夏に熟成されて旨みをました秋限定の日本酒のこと。フレッシュ感あふれる春の搾りたてとはちがい、角の取れたまろやかな味わいが基本的な特徴です。こちらは新潟県五百万石を100%使用した<吉乃川>の特別純米酒。おすすめの飲み頃温度は室温・ぬる燗で、焼き魚や煮物など、家庭料理との相性がぴったりです。
1,320円(720ml)
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■日本橋三越本店 本館地下1階/ラ・カーヴ 柱番号G-9横
[販売個数]24点限り
桜の名所として知られる信州高遠で150年以上の歴史を持つ酒造店<仙醸>の「純米ひやおろし」です。採用している酒造好適米は長野県が誇る「ひとごこち」。心白が発現しやすく大粒であることから、品質の高い酒造りに適していると言われています。ひとごこちで醸し信州高遠の蔵で夏を越したこの日本酒は、おだやかな熟成系の香りと、マンゴーのような甘み、さらに柑橘系のさわやかな酸味が調和した一本。独特な味わいをぜひお楽しみください!
1,430円(720ml)
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■日本橋三越本店 本館地下1階/ラ・カーヴ 柱番号G-9横
[販売個数]12点限り
続いてご紹介するひやおろしは、福島県<鶴乃江酒造>の「会津中将 純米吟醸 ひやおろし」。こちらのひやおろしは、夏の間に味わいの深まったひやおろしの魅力を分かりやすく楽しめる一本です。福島県産の五百万石で醸したフルーティな香りに加え、まろやかな口当たりと心地よい甘みが印象的。のど越しのキレ・余韻のやわらかさも上品にまとまっており、造りの良さが光ります。
1,650円(720ml)
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■日本橋三越本店 本館地下1階/ラ・カーヴ 柱番号G-9横
[販売個数]12点限り
最後にご紹介するひやおろしは秋田の蔵元<天寿酒造>が“酒造りは米作りから”という考えのもと、地元で契約栽培された酒造好適米「美山錦」となでしこの花から分離した花酵母で醸した一本です。香りは穏やかながらフルーティで、口当たりはやわらかくなめらか。熟成による旨みがバランスよくまとまった味わいが魅力です。秋の日本酒としてアルコール度数にも気を配り、ライトで飲みやすい15度台に調整しています。
1,529円(720ml)
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■日本橋三越本店 本館地下1階/ラ・カーヴ 柱番号G-9横
[販売個数]12点限り
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