この度、名古屋三越では草間彌生氏の作品展を開催いたします。
本展では、草間氏が制作した約400種類の版画の中から、
アイコンともいえる「かぼちゃ」シリーズ、
ラメを用いた鮮やかな色彩が特徴の「Papillon (I)」、
女性の象徴として描かれた「野に忘れた帽子」など、
魅力的な作品を展覧いたします。
草間彌生について
幼少期から幻覚や幻聴に悩まされながらも、
芸術への強い信念を持ち続け、
世界を舞台に作品の制作に取り組んできました。
草間氏の作品には、網目模様や水玉模様をモチーフとした
絵画、ソフト ・ス カルプチュア、インスタレーション、ハプニング、
ボディペインティングなど、革新的な表現が見られます。
現在では、世界的な前衛芸術家として国内外で高く評価され、
その地位は揺るぎないものとなりました。
展示作品一例


草間彌生の主な個展歴
- 1987年 ドール市美術館(ドール)
- 1989年 国際現代美術センター(ニューヨーク)
- 1992年 草月美術館、新潟市美術館(東京、新潟)
- 1998年~ アメリカ各都市3カ所を巡回(ロサンゼルス、ニューヨーク、ミネアポリス)
- 2000年~ アメリカとカナダの5カ所を巡回(ニュージャージー、アラバマ、インディアナ、ニューヨーク、トロント)
- 2001年~ オーデンセ美術館(オーデンセ)、オーストリア、韓国を巡回
- 2004年~ 国立新美術館(東京)、国内5カ所を巡回
- 2008年~ ポイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(ロッテルダム)、オーストラリア現代美術館(シドニー)、シティ・ギャラリー・ウェリントン(ウェリントン)
- 2011年~ ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)、ポンピドゥ・センター(パリ)、テートモダン(ロンドン)、ホイットニー美術館(ニューヨーク)
- 2012年~ 国立国際美術館(大阪)、国内10カ所を巡回
- 2013年~ 南米各国6カ所を巡回(ブエノスアイレス、リオ・デ・ジャネイロ、ブラジリア、サンパウロ、メキシコシティ、サンティアゴ)、東アジア各国5カ所を巡回(上海、大邱、ソウル、高雄、台中)
- 2014年 ポンテミュージアム(済州)
- 2015年 現代美術ガレージセンター(モスクワ)
- 2015年~ 北欧各都市4カ所を巡回(フムレベック、オスロ、ストックホルム、ヘルシンキ)
- 2017年 国立新美術館(東京)、ハーシュホン美術館(ワシントン)、ナショナル・ギャラリー・シンガポール(シンガポール)、シアトル美術館(シアトル)、デビッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)、クイーンズランド現代美術館【GOMA】(ブリスベン)
- 2019年 Fosun Foundation(上海)
- 2022年 M+(香港)