ジャパネスクギャラリー
■笠間織部 いばらきしがらき 尾﨑髙行作陶展
■9月11日(水)~9月17日(火)[最終日午後4時終了]
■8階 ジャパネスクギャラリー
大胆でありながら繊細な作風が魅力の〈夢現窯〉尾﨑髙行。
陶芸は炎の芸術。炎を潜らせ、はじめて価値が出る。薪をくべて焼く、穴窯でその薪の灰が釉薬となり、釉の流れと土の粗さが醸し出す景色の美しさを追求しています。美術陶芸にも力を入れつつ、「かさならない、粗い、使いやすさに流されない」をコンセプトに日常使いの食器作りも続けています。食器としての盛り映えを重視した作品をぜひご覧ください。
尾﨑髙行 OzakiTakayuki
1973年 東京に生まれる
小学校4年生の時に陶芸と出会う
小学校6年生に自宅に築窯
独学で陶芸を始める
2007年 桜の里陶芸展 奨励賞
茨城県鉾田市に穴窯を築窯
笠間焼協同組合員
主な作品:信楽・織部・粉引・志野
ツギハギシリーズ 鉢
尾﨑髙行の特徴的な技法を使ったツギハギシリーズ。正方形の薄い粘土の板を、手で4つに引きちぎります。するとその時々の力加減や粘土の水分量などで、様々な形が出来上がります。その4つのピースの内を外に、外を内に回転し、接着させます。ランダムな輪郭が大きな個性となり、かつ元の大きさはどれも同じなので、重ねてもおおむね同じスペースに収まるというユニークな器です。
釉薬は瀬戸焼、美濃焼の代表的な織部釉を使い、植物の葉の色と同じ緑色はどの食材にも合わせやすく、お使いいただきやすい逸品です。
大:4,950円
中:3,850円
小:2,750円
麦藁五角湯吞
まっすぐに描かれた上下の線は、麦の穂のように見えることから「麦藁手(むぎわらで)」と呼ばれています。人間の肉体の構造上左右どちらかに傾くのが自然で、このようにまっすぐ描くことは難しく、現在では麦藁手を描ける職人さんも減り続けています。掌と指になじむ五角の造形もお楽しみください。
各3,300円
いばらきしがらき 割山椒
薪をくべて焼く、穴窯でその薪の灰が釉薬となり器の景色となります。薪の燃え方、灰の降り方は、気象条件などいくつもの条件のもと変化するため、再現性は困難で、唯一無二の焼きあがりといえます。
割山椒は文字の通り、山椒の実の割れたところを模した形で、古来より多くの陶芸家が写してきました。
各2,750円
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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