日々の暮らしの中で、季節の移ろいを感じ、楽しむ日本人の心を、
美しい言葉で表した二十四節気。
啓蟄、清明、立夏、白露など、二十四の言葉に、移りゆく季節の情景を映しています。このすてきな感性を、もっと暮らしの中に取り入れてみませんか。
「和のクリスマス」2019年11月27日(水)~12月25日(水) 詳しくはこちら >>
「御題菓」で味わう雅びな歌会始。
艶やかな花びら餅をはじめ、金沢の祝い菓子福梅、鏡開きに作るおしるこなど、迎春を彩るスイーツはいろいろ。その中でひと際雅な風情を感じるお菓子「御題菓」。新年の宮中行事、歌会始の御題をもとに作られる創作菓子で、明治の頃から受け継がれているといわれる迎春菓子です。令和最初の御題は「望」。歌に「望」の文字が詠み込まれていればよく、「希望」、「望郷」のような熟語にしても、また「望む」のように訓読してもよいそうです。菓子店では、翌年の御題が発表されると御題菓の準備をはじめ、何度も試作を重ねて1年がかりで創り上げるそうです。そして新年、「望」をさまざまな捉え方で表現した、多彩な意匠とおいしさがお目見えします。今年は、和菓子職人の創造力と美意識、巧みな技と味わいで仕上げた御題菓で、歌会始の雅びな風情を味わってみてはいかがでしょう。 |