菓遊庵
おいしいモノがたり。
 
旬歳時記

日々の暮らしの中で、季節の移ろいを感じ、楽しむ日本人の心を、
美しい言葉で表した二十四節気。
啓蟄、清明、立夏、白露など、二十四の言葉に、移りゆく季節の情景を映しています。このすてきな感性を、もっと暮らしの中に取り入れてみませんか。

「中秋の名月」8月28日(水)~9月13日(金) 詳しくはこちら >>

今回のテーマ

「重陽の節句」

秋の花、菊を楽しむ重陽の節句。
菊の節句とも呼ばれる重陽の節句。中国から伝来した五節句のひとつで、重陽とは9月9日をさします。中国では、奇数を縁起が良い陽の数とし、奇数が重なった月日を節句としました。一番大きな奇数が重なった9月9日は、文字通り重陽の節句なのです。菊の節句と呼ばれるのは、菊が秋の代表的な花であり、長寿の象徴でもあるなど諸説ありますが、古くから菊を使った神事や行事があります。菊の香りを移した菊酒を飲んで無病息災を願う、綿に菊の香りと夜露をしみ込ませた「着せ綿(きせわた)」でからだをなでて長寿を願うなど、現在でも神社によっては神事として行なわれるそうです。重陽の節句には、菊のブーケやアレンジフラワーを飾ったり、菊モチーフのお菓子や食用菊を使った節句料理など、秋の訪れを告げる花、菊を楽しんでみてはいかがでしょう。

菓遊庵の旬歳時記

「重陽の節句」
2019年8月21日(水)~9月9日(月) 三越・伊勢丹各店 食品フロア菓遊庵
※店舗により会期が異なります。詳しくは売場係員にお尋ねください。

節句を彩る菊モチーフのお菓子。
菊の花を飾るようにセッティングしたい、おいしくて愛らしい菊モチーフのお菓子をご紹介します。

健康長寿の節句を祝う菊の花を、ふっくらとかたどった洋風和菓子。バター風味のしっとりした生地で、ほっくりとした黄身餡を包みました。お口の中でほろほろと崩れる黄身餡のまろやかな甘みに、ほんのり広がるバターの風味が美味。

奈良〈本家菊屋(ほんけきくや)
(きく)寿(ことぶき)

5個入 1,501円

吉野葛と阿波の和三盆糖を使った干菓子。芭蕉の句「菊の香や奈良には古き佛たち」に思いを寄せて仕上げた銘菓です。葛を使ったほどよい歯ごたえとしっとりとした口どけのよさは格別。上品な甘みをお楽しみください。

奈良〈松屋本店(まつやほんてん)
(きく)()

30個入 1,311円

唐菊形の軽焼きせんべいを生姜砂糖で飾りました。さっくりと軽やかな歯触りと、生姜砂糖の爽やかな甘みが後を引くおいしさです。加賀銘菓の老舗が、菊に宿るという不老延命の伝説により仕上げた、風雅な味わいをお召しあがりください。

石川〈落雁(らくがん) 諸江屋(もろえや)
菊花(きっか)せんべい

20枚入 756円

口どけのよい和三盆糖で、菊の花びら一枚一枚まで細かくかたどった菊の干菓子詰め合わせ。秋のギフトとしてもぴったりな、京都のテキスタイルブランド〈SOU・SOU〉デザインのオリジナルメッセージカード付きでご用意しました。

京都〈亀屋良長(かめやよしなが)
(こよみ)((きく)づくし)

40g 864円

邪気を祓い、無病息災を祈願して身につける、「茱萸袋」を描いた箱の中に菊の着せ綿をかたどった琥珀菓子を詰め合わせました。

京都〈大黒屋(だいこくや)
重陽(ちょうよう) 菊琥珀(きくこはく)

9個入 810円

練切にハサミを入れ、花びらを一枚一枚表現した「はさみ菊」と、繊細な練切を綿に見立てた「着せ綿」の詰め合わせです。

埼玉〈菓匠花見(かしょうはなみ)
はさみ(きく)()綿(わた) 上生菓子(じょうなまがし)

2個入 1,080円

※9月7日(土)~9日(月)のみの販売となります。

※写真は盛り付け例です。盛り皿等は商品に含まれておりません。
※一部の店舗ではお取扱いのない商品がございます。
※価格はすべて税(8%)込です。

 お求めは三越各店
「菓遊庵」ショップにて。