フランスはひとつひとつの街が実に個性的です。その土地ごとの歴史、風土、文化、建築物などがそれぞれの都市に独特な雰囲気を与え、独自のカラーを作り上げます。そのため、その土地から生まれ、親しまれてきたパンやお菓子、料理、お酒にははっきりとした個性と特徴があります。そして、同じパンやお菓子でも異なる顔を持つようになるのです。
今年の夏、パンとお菓子でフランスの地方を巡ってみませんか?
現代のナントは「アートの街」としても知られていますが、ロワール川河口という場所柄もあり、貿易が盛んな時代に港町として栄えていたといわれています。その時代に手に入った材料を使い作られたと言われている、ナントとナント周辺にゆかりのある2品をご紹介いたします。
パン・シュクレ 389円
砂糖を多く使い、水を使わずに牛乳で仕込んだコクと甘みが感じられます。ほのかにラムが香り、十字に大きく割れた見た目も特徴的なパンです。お好みの暑さにスライスしてそのままを。コンフィチュールやバターとあわせても美味しく楽しめます。
ガトー・ナンテ 346円
19世紀初頭はアーモンドクリームなどアーモンドを使用した菓子が広まった時代であり、ガトー・ナンテもその一つです。ラム酒が効いた香りと味わい、しっとりとした食感。シンプルで素朴な見た目。今もなおナントで愛されている郷土菓子。現地では一口サイズのものから、大きなホールサイズも見かけることができます。
クラミック 756円
カレンツ(小粒の種無し干しぶどう)が入ったブリオッシュ。ベルギー発祥とも言われているクラミックは、ノール=パ・ド・カレの中心都市、リールでも長年親しまれてきました。パリでは見かけることが珍しい一方で、リールのブーランジュリーにはカレンツ以外にも、パールシュガーがトッピングされたものやチョコレート入りのクラミックが並び、日常的なパンとしての位置づけがされているようです。スライスをして、お好みの焼き目にトーストするのがおすすめです。
フーガス(オリーブ&フロマージュ) 486円
平らな記事に切れ目を入れて木の葉のようなユニークな形に焼き上げた南フランス生まれのパン。オリーブを入れチーズをかけて焼き上げました、食感は軽く、噛むほどに深い味わいが口に広がります。
トロぺジェンヌ 324円
ブリオッシュに口当たりのいいクリームをサンドした南フランスサン・トロぺが発祥のスペシャリテ。名の由来は撮影のために滞在していた若き女優、ブリジット・バルドーがまだ名前がなかったこのお菓子を大いに気に入り、「トロぺジェンヌ」と提案したというストーリーのある地方菓子。
ピサラディエール 281円
イタリア発祥とも言われていますが、現在ではプロヴァンス=アルプ・コート・ダジュール地方でも有名なパン。歯切れの良いパンに、甘くなるまでじっくりと炒めた玉ねぎ、アンチョビとオリーブをのせて焼き上げました。
ピザヴィエ 756円
サクサクのパイの生地の中に風味豊かなアーモンドクリーム入り。馬車の車輪を模しているという由来がある表面の模様は、<ジョアン>の職人が一台ずつ描き焼き上げています。
カヌレ・ド・ボルドー 302円
フランス南西部、ボルドー地方の伝統菓子。カスター風味のもっちりと弾力のある食感が魅力的な一品。
ブリオッシュ・ド・ナンテ―ル 475円
バター、卵、砂糖を使用したリッチなパン。パリ西方郊外の町、ナンテ―ルで作られていたブリオッシュ。
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