美術
東京藝術大学大学院後期博士課程を修了後、同校の教育研究助手として後進の指導に当たりながら院展を中心に作品を発表し、2023年には春の足立美術館賞を受賞。現在は、日本美術院 院友でもある岩谷晃太さん。
昨年、広島三越で開催した個展では、東京藝術大学で博士号を取得した研究テーマ「金属箔の硫化」の技法を用いた120号の大作『月光雷光図』を初公開し、多くのお客様に楽しんでいただきました。
今展では、テーマ『不易流行』を象徴する、「屏風」という伝統的フォーマットと、現代の板絵として「スケートボードデッキ」に描いたDeckArtの2点の作品をご覧いただけます。
継承と革新を内包しながら普遍的な「美」を追求する岩谷晃太さんの現在地。
ぜひ、この機会に新たな日本画の可能性を予感させる作品、約20点をお楽しみください。
・「月光雷光図屏風」
(雲肌麻紙・天然岩絵具・銀箔・金箔、186×192㎝)
・Deck Art 「月と稲妻」
(カナディアンメープル・天然岩絵具 他、80,6×40,6㎝)
現代の板絵としてスケートボードデッキに描いたDeckArtです。
*「板絵」:“木には神が宿る”とされ、古くから杉戸絵・天井画・絵馬など板に描いた絵のこと。
【岩谷晃太 Biography】
1989 東京都生まれ
2016 東京藝術大学 美術学部絵画科 日本画専攻 卒業
2021 東京藝術大学大学院 美術研究科 博士後期課程日本画研究領域 修了・博士号取得
現在 日本美術院 院友
■主な受賞歴■
法務大臣賞(第34回有芽の会、2019年)、足立美術館賞(第78回 春の院展、2023年)等
■主な収蔵先■
足立美術館、東京藝術大学、帝京大学総合博物館、郷さくら美術館 等
*都合により展示作品が変更となる場合がございます。
その他のニュース