菓遊庵
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菓遊庵こだわりのお菓子
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干

干菓子

     

秋田県<杉山寿山堂(すぎやまじゅさんどう)
秋田(あきた)もろこし

創業は1705年(宝永2年)。秋田の代表銘菓として、伝統の製法を頑なに守り続けて290有余年。
上白糖・小豆粉・和三盆糖を練り固めたものを型打ち後、乾燥させ上焼した干菓子です。一粒一粒手作り製法を守り続けています。香ばしさと共に、口の中でゆっくりと、とけてゆきます。名前の由来は、江戸時代に藩主へ菓子を献上した時に「諸々の菓子を越えて風味良し」との評を得て銘を受けたことによるものです。

群馬県<三桝屋總本店(みますやそうほんてん)
麦落雁(むぎらくがん)

『麦落雁』は1818年文政元年)に三桝屋初代与兵衛が創意工夫してつくり上げ、館林秋元家の御用菓子舗を務め、時の将軍家へも献上されました。茶道のお菓子としてもつくり続けられてきた『麦落雁』を現在も大切に守りつくり続けています。
このお菓子は大麦粉と砂糖だけで出来ています。大麦を焙って粉末にし、砂糖はグラニュー糖を自社で粉末にし練り上げて大麦粉と合せてつくり上げたものです。現在も大麦の香ばしい香りや風味を生かすために手作業による型詰めを行っております。

新潟県<越乃雪本舗大和屋(こしのゆきほんぽやまとや)
越乃雪(こしのゆき)

1778年(安永7年)に長岡藩9代目藩主、牧野忠精候より『越乃雪』の名前を賜り、1809年(文化6年)に藩の御用達を命じられました。その後参勤交代の持参品のひとつとしても、寺社仏閣へ広く知られるようになりました。
『越乃雪』は越後特産の餅米を独自の製法で粉砕した粉と、230年前の創業当時から使用している徳島の和三盆糖を押しものにしたものです。この2つのシンプルな素材を押しものに仕上げるのに大事なことは、あまり他の押しものにみられない『越乃雪』独特の「しとり」を加えることです。「しとり」とは職人の勘がたよりの技であり、口溶けのよさと、柔らかいのに形を保つためにも大変重要なことです。美しい越路の山々に清らかに降る雪になぞらえてうまれた詩韻に富んだ姿形で、きめ細やかで風味が上品なため、お茶人など、広く愛用され抹茶の点心としてお使いいただいています。

富山県<月世界本舗(つきせかいほんぽ)
月世界(つきせかい)

創業は1897年(明治30年)、『月世界』は、新鮮な鶏卵と和三盆、白双糖を煮詰めた糖蜜と合わせて乾燥した口当たりのよい上品な菓子で、富山を代表する銘菓です。
1900年(明治33年)月世界本舗の創業者吉田榮吉創案の干菓子。暁の立山の山稜に浮かぶ淡い月影を毎日眺めているうちに、この幻想的な光景を菓子にしたいと考え創製したものです。泡立てた卵白に砂糖を煮詰めた蜜を入れ、型に流し込み一昼夜かけて乾燥させてからカステラのように端を切って四角く成形します。乾燥は昔は炭火でしたが、現在は電気で行い、この加減は大変難しく、熱すぎても弱すぎてもダメであり、季節や天候による微妙な温度調節も必要になります。サクッとした歯ざわりと口の中で淡く溶けていく甘さが特長です。

石川県<落雁諸江屋(らくがんもろえや)
(はな)うさぎ

1849年(嘉永2年)初代は加賀藩士与力より落雁商を創業地にて開業。加賀名菓の伝統を今に伝え、七代160年。御得意繁昌との金言を守り続けて今日まで来ています。
寒梅粉と和三盆糖を用い、一粒一粒が舌の上でとろける上品な甘さに仕上げています。和紙に包んだ姿が可愛いうさぎに似ているのが特長。諸江屋三代目栄次郎が真宗報恩講のおけそくさんとして門徒衆に分けていた仮稱「猫の足」を上落雁に改良したと伝わっています。

愛知県<備前屋(びぜんや)
あわ(ゆき)

1782年(天明2年)創業。初代備前屋藤右衛門が徳川家康生誕生の地、岡崎の伝馬通りに店を構え、以来、東海道の宿場町の歴史ある菓子舗として多くの方々に親しまれています。
江戸時代、岡崎宿の茶店「あわ雪茶屋」で供された「あわ雪豆腐」は東海道名物として旅ゆく人々に高評を博していました。やがて明治の訪れとともに宿場町が廃れ「あわ雪豆腐」も消えゆこうとしたときに三代目藤右衛門がその名を菓子に残さんと創作したのが銘菓『あわ雪』です。泡立てた新鮮な卵白を主原料とした淡雪のようにまろやかで、きめ細かく淡白な味わいは三河地方を代表する銘菓として長く親しまれています。

三重県<深川屋陸奥大掾(ふかわやむつだいじょう)
(せき)()

東海道の47番目の宿場町「関宿」。今なおその歴史的な町並みが残り、当時の隆盛ぶりは店舗の中心に残る「庵看板(屋根看板)」や虫籠窓、連子格子などにうかがうことが出来ます。この地で、初代服部伊予保重により寛永年間に考案された銘菓『関の戸』を360年以上作り続けています。天保年間には京都御室御所より、従二位服部陸奥大掾の名を賜り御用菓子司となり『関の戸』を納めていたと言われ、その様子は今に残る「荷担箱(にないばこ)」から想像できます。
舌触りのよい赤小豆のこし餡を求肥皮で包み、阿波の特産「和三盆」をまぶした一口大の餅菓子です。その様は、関宿の背後にそびえる鈴鹿の嶺にふり積もる白雪をなぞらえたと言われています。

奈良県<松屋本店(まつやほんてん )
吉野懐古(よしのかいこ)

創業は1842年(天保13年)。吉野本葛と阿波の和三盆糖を用いて、情緒ゆたかに桜の名所でもある吉野桜を型どって桜の干菓子を創り、『吉野懐古』と命名されました。葛の香りと和三盆糖の淡泊な風味が自慢です。

島根県<來間屋生姜糖本舗(くるまやしょうがとうほんぽ)
ひとくち生姜糖・抹茶糖(しょうがとう・まっちゃとう)

來間屋文佐衛門(くるまやぶんざえもん)は、1715年(正徳5年)、幾多の失敗を重ね、日本生姜糖元祖をつくりあげました。以来、その製法を守り、いまでも炭火を使用し、手作りにてつくっています。「出西しょうが」は島根県斐川町の出西地区でしか収穫できない生姜で、その根っこである根ショウガは、辛味が強く、香り高い特長があり來間屋生姜糖本舗の『生姜糖』に使われています。抹茶は島根県内の主たる茶業を営んでいるお茶屋より選りすぐりの抹茶(石臼びきの新鮮な抹茶)を使用。抹茶の若い香りが豊かで「抹茶糖」に使われています。

島根県<桂月堂(けいげつどう)

1809年(文化6年)の創業以来、菓子造りに専念し、受け継がれた手技を守り続けて200年。

薄小倉(うすおぐら)

3日間秘伝の蜜に漬け込んだ大粒の大納言小豆を丁寧に炊き上げ、錦玉(きんぎょく)を流し込み、じっくりと窯で乾燥させた逸品です。乾燥させた表面をパリッと二つに割ると、炊き上げられた大納言小豆と、それを包みこむ錦玉がつややかで美しい仕上がりです。

出雲三昧(いずもざんまい )

諸越粉という小豆を挽いて粉にしたものを用いた落雁、粒入りの羊羹、求肥の三段重ねです。 それぞれの食感が一度に味わえます。

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