山形県<乃し梅本舗 佐藤屋>
初代佐藤松兵衛が、現在本店のある十日町に菓子屋を創業。以来180余年にわたり菓子づくり一筋に努めてきました。創業当時の山形は出羽三山参りの宿場や、紅花を主とした商業の町として栄え、佐藤屋のある十日町周辺がその中心地でした。山形の銘菓『乃し梅』は乃し梅本舗 佐藤屋を代表するお菓子です。国産の梅のみを使用し、『乃し梅』をはじめとした梅製品を製造しています。
乃し梅
その昔、紅花から紅をとるには、梅の酸が必要とされ、山形では紅花と共に梅の栽培が盛んに行われていました。梅を使った菓子の起こりは古く江戸時代にさかのぼります。山形城主の典医小林玄端が長崎に留学のおり、中国人から伝授されたという秘伝の気付薬が『乃し梅』の起源と伝えられています。後年、幾多の改良のすえ、銘菓としての味わいと形をととのえ、現在に至っています。山形盆地に産する完熟した梅を主な原材料とし、伝統の手法にてつくりあげました。ふくいくたる梅の香りと、さわやかな酸味をお楽しみください。 |