日々の暮らしの中で、季節の移ろいを感じ、楽しむ日本人の心を、
美しい言葉で表した二十四節気。
啓蟄、清明、立夏、白露など、二十四の言葉に、移りゆく季節の情景を映しています。このすてきな感性を、もっと暮らしの中に取り入れてみませんか。
愛を包んだ白いマシュマロ
ホワイトデイは、日本オリジナルの「愛の歳時記」。1978年に福岡の老舗菓子舗〈石村萬盛堂〉が、チョコレート入りマシュマロを作り“君にもらったチョコレート(愛)を、マシュマロ(僕のやさしさ)で包んでお返しするよ”と、愛を贈り合う気持ちを大切にしたいというコンセプトからマシュマロデイを発案。その後、マシュマロの白色からホワイトデイになったとも言われています。フワフワとやわらかく甘いマシュマロは、メレンゲとシロップを使ったお菓子。19世紀にフランスで誕生したと言われています。日本に伝えられたのは明治時代で、各地の菓子舗でマシュマロを使った和菓子が多く作られました。ホワイトデイ誕生のきっかけとも言われているチョコレート入りマシュマロは、明治の頃から受け継がれてきた銘菓をヒントに生まれたそうです。現在、ホワイトデイの贈り物はスウィーツからグッズまでさまざま。でも、どんな贈り物も、包まれているのはきっと愛です。 |