菓遊庵
おいしいモノがたり。
 
旬歳時記

日々の暮らしの中で、季節の移ろいを感じ、楽しむ日本人の心を、
美しい言葉で表した二十四節気。
啓蟄、清明、立夏、白露など、二十四の言葉に、移りゆく季節の情景を映しています。このすてきな感性を、もっと暮らしの中に取り入れてみませんか。

今回のテーマ

「中秋の名月」

日本人の心に映る、月のうさぎ。
“うさぎ うさぎ なに見て はねる 十五夜 お月さま 見て はねる”。この歌詞に聞き覚えのある人、また節を付けて歌える人も多いと思います。作詞・作曲者は不詳ですが、題名は「うさぎ」といい、江戸時代から歌い継がれているとされています。明治から昭和の頃までは、文部省唱歌として学校の音楽教材にも用いられました。そのためか、今もなお十五夜にちなんだわらべうたとして広く知られています。十五夜の光の中に映る、餅つきをしているうさぎのシルエット。これは日本人の心情から生まれたイメージですが、「月とうさぎ」という伝承や寓話などは、日本だけでなくアジア各地に古くからあるそうです。日本のお月見は、平安の頃に中国から伝わったといわれています。月とうさぎの伝承は中国にもあるようですが、うさぎがしているのは餅つきではなく、不老不死の薬を作っているといわれているそうです。今年の中秋の名月は9月24日(月・振替休日)。美しく輝く満月に映る愛らしいうさぎの姿を、あなたの心で見つけてください。

菓遊庵の旬歳時記

「中秋の名月」
2018年9月10日(月)~24日(月・振替休日)三越各店 食品フロア菓遊庵
※店舗により会期が異なります。詳しくは売場係員にお尋ねください。

楽しくておいしいお月見のお菓子。
月とうさぎをモチーフにした、目に楽しくお口においしいお月見のお菓子をご紹介します。

うさぎとすすきの焼印で中秋の名月を表現した、半月の薄種せんべい。中にはそれぞれ、風味豊かなこし餡と抹茶餡をはさみました。サックリ軽い歯触りとなめらかな餡、京菓子ならではの上品で繊細な味わいをお楽しみください。

京都〈亀屋良長(かめやよしなが)
京半月(きょうはんげつ)(月見(つきみ)うさぎ)

5枚入 692円

月が移ろって満月になる様子を表現した創作棹菓子です。透明感が涼しげな錦玉羹と、皮むき小豆を使った上品な味わいの朝汐羹を重ねました。澄んだ秋の夜空に名月を待つ。そんな感性豊かな日本人の、月に対する敬愛の心で仕上げました。

三越伊勢丹限定
島根〈三英堂(さんえいどう)
(うつ)(つき)

半棹 756円

加賀伝統野菜のひとつ、五郎島金時芋で作った芋餡を入れたひと口サイズの焼饅頭。うさぎをかたどった生地はしっとり、中の芋餡はほっこりまろやかな味わいです。秋の味覚をうさぎモチーフで仕上げた、中秋の名月にぴったりなお菓子です

石川〈金澤(かなざわ) (ふく)うさぎ〉
たままる(五郎島金時)(ごろうじまきんとき)

5個入 454円

名月と一緒に眺めていたいほど可愛らしい、うさぎをかたどった小さな蒸し饅頭。色とりどりの5種類の福うさぎにはそれぞれ、五郎島金時芋、能登大納言小豆、石川県産ゆず、能登産かぼちゃ、加賀伝統の棒茶を使った餡が入っています。

石川〈金澤(かなざわ) (ふく)うさぎ〉
(ふく)うさぎ

6個入 972円

お月見をモチーフにした糖蜜ボンボンの詰合せ。満月、うさぎ、桔梗&すすきの意匠をそれぞれ砂糖細工で仕上げました。和菓子職人の手技から生まれた可愛らしいボンボンの中には甘い糖蜜がたっぷり。子どもも大人もお楽しみいただけるお菓子です。

京都〈俵屋吉冨(たわらやよしとみ)
糖蜜(とうみつ)ボンボン「名月(めいげつ)うさぎ」

12個入(3種×各4個) 972円

お月さまで玉のように跳び回る「たまうさぎ」を主役に、お月見モチーフの干菓子を詰合せました。主役のたまうさぎは刷り込み細工の麩焼きせんべい、名月に見立てた干琥珀、月見の宴を表現した打物製のすすきなど、目にも風流な干菓子です。

京都〈俵屋吉富(たわらやよしとみ)
創作干菓子(そうさくひがし)「たまうさぎ」

1箱 972円

小箱の中に干菓子で絵を描いたような、目にも楽しい詰合せ。〈ばいこう堂〉ならではの、職人による伝統製法で作る和三盆糖「和三宝」を原料に、うさぎやお月見団子、秋の草花などの意匠を、繊細な細工と豊かな色彩で仕上げました。

香川〈ばいこう(どう)
うさぎのお月見(つきみ) 小箱(こばこ)

1箱 594円

※写真は盛り付け例です。盛り皿等は商品に含まれておりません。
※一部の店舗ではお取扱いのない商品がございます。
※価格はすべて税(8%)込です。
※このページの商品につきましては、取扱い期間が終了している場合がございます。
ご了承くださいませ。

 お求めは三越各店
「菓遊庵」ショップにて。