三越ギャラリー

‐札幌三越開店90周年記念‐九谷焼 赤絵  福島武山  作陶50年展  細描が生みだす赤絵の極み

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2022/08/07

力強さ、繊細さ、優しさ、愛らしさ…

この度、札幌三越開店90周年を記念し、九谷焼の伝統技法である赤絵細描の第一人者、福島武山先生の個展を開催いたします。赤絵細描は、細い筆を使い、赤絵具で繊細なラインを描きあげる九谷焼の絵付け技法のひとつで、その作品は超絶技巧ともいえる赤一色の細密画が特徴です。

札幌三越初個展の本展は、福島武山先生の作品と、その技と心を受け継ぐべく現在も工房で作陶や研修に励む長女の福島礼子氏と中谷麻瑚氏(札幌市出身)の作品を一堂に展覧いたします。どうぞこの機会に世界で高い評価を得ている九谷焼・赤絵細描の至高の美のせかいをご高覧くださいますようご案内申しあげます。

 

◆掲載作品

【草花文  蓋物】径27×高さ8.5cm ※写真は一部

 

◆九谷焼 赤絵細描

もともと赤絵とは江戸後期に流行した南画の技法を焼き物に絵付けするために考え出された技法で、赤の細密描法に金彩を施したものです。なかには色絵をさしたものも多く、文人好みの繊細で品に満ちた作品が数多く作らました。全盛期の明治から昭和初期には九谷に200人以上の赤絵職人がいました。そのころは九谷といえば赤絵というほどの隆盛をみせていましたが、今日では数人の絵付師が細々とこの伝統的技法を継承しています。

 

福島武山と九谷赤絵

九谷では赤絵が一時期九谷の代名詞となるほどの隆盛を見せた時期もあり、優れた作品が多く存在しました。福島氏は赤絵一筋で師をもたず、先人の優れた作品を研究し赤絵細描の技法を習得しました。福島氏は赤絵として古くから描かれてきた唐人や竹林の七賢人といった画題のほか、赤単一色で立体的に表現する独自のデザインの開発にも取り組んでいます。

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『この度、札幌の地で初めて九谷焼赤絵展を開催できることとなり、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。赤絵に魅せられてこつこつ描き続けて50年、筆を持っていると愉しい時間が過ぎていきます。弟子たちも十数名巣立ち、その活躍の場を拡げていることに喜びを感じています。一点一点心を込めて作った作品をどうぞご高覧くださいますようご案内申しあげます。』令和四年 初秋 福島武山

 

※作家来場予定:9月16日(金)~9月18日(日)

 

◆福島武山先生によるスペシャルギャラリートークのご案内:9月17日(土)  午後2時~

 

 

デジタルカタログは下記よりご覧いただけます。

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福島武山(ふくしま  ぶざん) 

〔陶歴〕

1944年 石川県生まれ

1963年 石川県立工業高校デザイン科卒業

1987年 日本工芸会正会員

1999年 第23回全国伝統的工芸品公募展にて第一席グランプリ内閣総理大臣賞を受賞

2002年 第25回伝統九谷焼工芸展にて大賞受賞

2005年 石川県指定無形文化財 九谷焼技術保存会会員に指定

2008年 九谷焼伝統工芸士会会長就任、石川県立九谷焼技術研修所の講師も務める

2015年 仏 エルメス社時計文字盤(駒くらべ)の製作を依頼される、スイス・バーゼルにて発表

2021年 春の叙勲にて瑞宝単光章受章

現  在 石川県能美市佐野町在住

 

絵付け職人であった義母の仕事を手伝った縁で赤絵細描の世界に入る。以来、独学で技術を学び50年間、赤絵細描一筋に打ち込む。緻密で繊細な極細描写で表現される意匠は他の追随を許さない。国際的に活躍の場を広げる取り組みと実績が評価される。

 

〔同時開催〕福島武山 門下の女性作家2人展(福島礼子氏と中谷麻瑚氏)

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【草花文  蓋物】径27×高さ8.5cm

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【風かおる  蓋物】径25×高14cm

 

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【まつり文祈り  飾皿】径35.5×高さ9cm

 

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【双龍文  飾皿】径42.5×高さ7.5cm

 

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【龍鳳凰文  太鼓型花器】幅20×奥行11×高さ22cm

 

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【赤網手果実文  花瓶】径11×高さ30cm

 

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左)【高砂図  香炉】径11×高12.5cm

右)【漂い  香合】幅7×奥行4.5×高さ4cm

 

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【観音像】幅13.5×奥行6.5×高11cm

 

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左)【秋草文  ぐい呑】径5×高5.5cm

右)【山水文  盃】径6×高さ5cm

 

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     ※写真はイメージです。

 

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福島礼子【不思議の国にて  飾皿】幅18×奥行18×高3.5cm

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福島礼子(ふくしま れいこ)

〔プロフィール〕

2011年 石川県立九谷焼技術研修所卒業 父・福島武山氏に師事

2017年 日本キルンアート協会 九谷焼上絵付細描コース講師

2019年・2022年 伝統九谷焼工芸展技術賞

その他 欧州、アジア、オセアニアなど石川県訪問団として実演多数

 

華やかで繊細、力強くまた優しくもある赤絵細描の魅力をご体感ください。

 

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    ※写真はイメージです。

 

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中谷麻瑚【かおり文  急須】径12×高9cm

 

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中谷麻瑚(なかや まこ)

〔プロフィール〕

2021年 石川県立九谷焼技術研修所卒業、名工選『NEXT 九谷焼Vol.Ⅲ』、阪神梅田本店『新春のいろどり展」出品、『九谷焼細描 赤絵の世界 Vol.Ⅲ』出品

 

古典柄の可愛らしさを活かした制作を目指しています。楽しんでいただけましたら嬉しいです。

 

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     ※写真はイメージです。

 

 

※掲載作品はお電話でのご予約も承ります。

※価格はお問い合わせください。

※掲載商品は数に限りがございます。品切れの際はご容赦ください。

※イベントの内容は変更または中止となる場合がございます。

※詳しくは店頭係員へおたずねください。

※お問い合わせ先:札幌三越 本館9階 美術画廊:電話 011-271-3311 (代表)

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