美術

染谷聡展 「DISPLAY」

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2020/08/30 UP

この度、MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYでは染谷聡展「DISPLAY」を開催いたします。

染谷氏は伝統的な素材である漆を用いながら、かつてから漆芸における装飾行為である「加飾」を軸に制作し、「あそび」「かざり」「粋」といった言葉で語られる精神文化や美意識に、観る人と共に戯れる作品を模索しつづけてきました。

加飾とは漆芸において蒔絵などの技法を表す用語です。

日常的に目に触れる石、コンクリートの破片、木のかけらなどが彼の加飾表現を通して、「もの」と「こころ」の空白を埋めてくれる新しい存在として生み出されていきます。

染谷聡さんによる本展のステートメントを引用いたします。

 

染谷聡「DISPLAY」ステートメント

 

コロナ禍でアトリエや家にいる時間が増えると、あらためて身の回りの品物や部屋のディスプレイを意識するようになった。棚にあるもののラインナップを取りかえたり、並べ直したりしては、出来上がった棚をニヤニヤ眺めたりして遊んでいた。

気がついたらそれで一日が終わって、自粛を理由に正当化したりして。

それは一見なんでもないような出来事ではあるが、展示や整頓とも一味ちがう、いきいきとした趣味嗜好のあらわれであると感じる。

その感覚を今回の展覧会に移しこみたいと考えた。

「DISPLAY(ディスプレイ)」という語には【展示】【モニター】の意味の他に、動物の求愛行為や威嚇行為などを含んだ【誇示する】という意味がある。私は「DISPLAY」という言葉に「行為としての飾り/装飾」という原始的なあり方を感じ、素材との戯れや趣味嗜好などを誇示する行為という意味で、自身の加飾行為をあらわす語として好んでいる。

本展では、作品やアトリエにある拾得物を用い、ギャラリー空間を「加飾(DISPLAY)」してゆきたいと思う。(染谷聡)

 

 

木の枝や石などの拾得物を加飾した作品シリーズや、漆の塗膜の動きに着目した平面作品を中心に展示します。

日本橋三越では、2018年のグループ展「漆の現在」以来の出品となります。

工芸の伝統技法を軸に、いままでにない新たな世界観を更新しつづける染谷聡の作品を一堂に会しご紹介いたします。

本展を何卒ご高配賜りますよう、お願い申し上げます。

 

 

染谷聡(そめや・さとし)略歴

 

1983年東京都生まれ

幼少期の6年間をインドネシアで暮らす

京都を拠点に活動

 

学歴

2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了 博士号(美術)取得

 

主な展覧会

2019年「YAMBARU ART FESTIVAL2019-2020」大宜味村立旧塩屋小学校、沖縄

2018年「Showcase gallery 2018」横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川

「あめのふる穴」 中村屋サロン美術館、東京

2017年「Hard Bodies」 Minneapolis Institute of Art /ミネアポリス美術館、アメリカ

2016年「5Rooms」神奈川県民ホール、神奈川

「IMAYŌ」UHM Art Gallery / ホノルル美術館、ハワイ

2009年「装飾の力」東京都国立近代美術館工芸館、東京

 

アワード

2014年 京都市芸術新人賞受賞、『漆芸における形態・文様・プロセスの考察 - 咀嚼する加飾- 』京都市立芸術大学博士論文「梅原賞」

画像

〈染谷聡〉

「む/mu #8」

2019年

15.5×9×17.5cm

漆・金箔・粘土・紐・枝など
165,000円

 

 

photo:takeru KORODA

※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。

※価格はすべて、税込です。

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