美術
2020/2/12 UP
2020年3月、日本橋三越本店は新たに現代アートに特化したスペースである「MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY」をオープンいたします。ギャラリーのオープニング展覧会として、日比野克彦展「Xデパートメント 2020」を開催いたします。
日比野克彦は1958年、岐阜県生まれ。1984年、東京藝術大学大学院を修了。大学在学中にダンボールを素材に用いた作品を発表し、大きな注目を集めました。本展は1991年に日比野氏が関口敦仁氏、タナカノリユキ氏とともに伊勢丹美術館で開催した展覧会「Xデパートメント脱領域の現代美術」を参照しながら、約30年の年月を経た上で改めて「脱領域」について考えるものとなります。
1991年の「Xデパートメント」は、多様な価値観が同居する百貨店を舞台とし、プライベート/パブリックという考え方にも言及した先進的な展覧会でした。本展でもギャラリースペースだけではなく、ショーウィンドウの展示や、アパレルとコラボレーションした作品など、百貨店のさまざまな場所で日比野氏の作品と出会うことができます。アートという枠を超えて広がる作品のイマジネーションをお楽しみいただければ幸いです。
アートや百貨店の在り方も、時代とともに変化し続けます。現代社会における百貨店の意義、そして110年以上に及ぶ三越の美術の新しい姿を日比野氏の作品を通じて表現いたします。
最後になりましたが、この展覧会のためにご協力いただきました日比野克彦氏、並びに関係各位に厚く御礼を申し上げます。
関連開催
会期:2020年3月11日(水)- 31日(火)<最終日は午後6時閉場>
会場:伊勢丹新宿店本館6階 アートギャラリー
会期:2020年3月18日(水)- 24日(火)<最終日は午後6時閉場>
会場:銀座三越 7階 ギャラリー
イベントのご案内
※上映会・シンポジウム・ギャラリーツアー中止のお知らせ
3月18日(水)午後3時~開催を予定しておりました「Xデパートメント」1991年制作 上映会、
午後3時30分~開催を予定しておりましたシンポジウム(日比野克彦×椹木野衣×タナカノリユキ×松浦弘明)、
3月28日(土):午後1時30分~ 開催を予定しておりました「日比野氏と回る日本橋店店内ツアー」は
諸事情により中止させていただきました。ご了承ください。
<avatar-in museum>期間限定オープン!
日比野克彦展「Xデパートメント2020」鑑賞体験
期間:3月23日(月)~29日(日)
時間:14時~17時
ANAホールディングス株式会社(以下、ANAHD)と株式会社三越伊勢丹(以下、三越伊勢丹)は、ANAHDが独自開発した普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」(※1)にてギャラリー鑑賞できるサービスを3月23日(月)~29日(日)の期間限定でご提供いたします。今回ご鑑賞いただけるのは、3月18日(水)に日本橋三越本店に新たにオープンした現代アートの専門ギャラリー「三越コンテンポラリーギャラリー」にて開催中の日比野克彦展「Xデパートメント2020」。ANAHDが独自に開発した普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を操作し、店員との会話を楽しみながら、日本中のどこからでもインターネットを通じて、実際にギャラリーにいるような感覚で、アート作品を鑑賞することができます。
「avatar-in museum」をお楽しみいただくにはアバター会員登録とご予約が必要です。
※1 VR、ロボティクス、センサー、ハプティクス(触覚)等、最先端のテクノロジーを用いて、異なる複数の場所に設置した遠隔アバターロボットに接続し、あたかも自分が存在し、物理的に物を動かしたり触ったりできるテクノロジー
作家名:日比野克彦
作品名:JACKAL
サイズ:26×45×19㎝
素材:ダンボール、ボール紙、アクリル絵具
制作年:2019年
税込価格:2,200,000円
作家名:日比野克彦
作品名:LIFE
サイズ:90×81㎝
素材:ダンボール、ボール紙、アクリル絵具
制作年:2019年
税込価格:3,850,000円
作家名:日比野克彦
作品名:BOW
画面寸法 46.5×59.5㎝
原画制作年 1982年
版画制作年 2020年
版種 StareReap2.5(UVインクによる立体版画)
ed.120
税込価格:121,000円
※価格はすべて、税込です。
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