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第1回三越伊勢丹・千住博日本画大賞展 募集のご案内

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2019/11/29 UP

 「令和の日本画 / 三越伊勢丹・千住博日本画大賞に寄せて」

 

三越本店美術部には、戦前から今日に至るまで、日本画の巨匠とともに激動の時代を歩んできた伝統があります。

その三越本店美術部から、令和の新しい時代をともに歩める未知の感性の日本画家を紹介してほしいと依頼されました。

それで私はこの大賞展を思いつきました。

戦後、日本画は、敗戦とともに強い批判を浴びました。日本画というジャンルの否定にとどまらず、将来のこの分野の存続をも断ち切る如くの風当たりがありました。その中で、三越本店美術部と縁の深かった東山魁夷、杉山寧、奥田元宋、髙山辰雄たちは、圧倒的な反論など物ともせず、戦前からの精神性、技法は留保し、一方岩絵の具や和紙は素材として積極的に用いて、新しい見方や美学に挑み、幾多の名作を制作しました。そして総括は次の世代に託し、日本画を私達にバトンタッチしました。

私も、その空気感の中で画業初期から国際的に活動する今日まで、度々三越本店美術部で個展を開催させていただきました。滝や崖のシリーズは「こんなの日本画ではない」との批判にもさらされてきました。しかし振り返れば、同じく三越と縁の深かった横山大観も、そして速水御舟、菱田春草も、戦前から皆同じ様な緊張感の中で、孤高の画業を押し進めてきたのです。

伝統の正体は、「継承」ではなく、異なる価値観や多様性を受け入れて「挑戦する」ことにほかならなかったのです。

すなわち「挑戦する」日本画こそ、三越本店美術部がともに歩んできた伝統であります。

1回や2回の公募展受賞で世の中に出られるほど、日本画の層は薄くありません。しかし今回は、受賞者には栄えある三越本店美術画廊の個展の提案を含むもので、多くの最高の収蔵家たちの収集を前提にした注目があります。

美術関係者たちとの出会い、日本中の美術館、世界の美術ファンからの反応も大きいと思います。派生する展覧会の可能性もあるでしょう。

その意味で、今まで存在しなかった、日本画のコンクールが始まると言えます。

審査は厳正、公正です。 

年齢、国籍、技法は問いません。

これが令和の日本画、という挑戦の志があれば、奮って出品されたらいかがでしょうか。

 

 

 

日本画家 千住博

 

                         

 

 

概要 ※詳細は募集要項をご確認ください。

開催趣旨

日本画にスポットを当て、日本画に取り組むすべての人を対象とした公募展です。近現代の日本画壇において数多くの巨匠たちが活躍してきた日本橋三越本店を舞台に、今一度「日本画とは何か?」を問い直し、未来へ向けた日本画の在り方そのものを見つめます。また、今後の美術界で活躍する作家を発掘し、広く発信していくことを目的としています。審査委員には世界で活躍する日本画家 千住博氏を迎え、応募作品の中から20点を選出。入選作品は日本橋三越本店にて展覧いたします。

様々な感性で挑む作品をぜひお寄せください。

 

公募作品テーマ

「あなたにとって日本画とは何ですか」

 

賞・賞金

入選作品の中から下記の受賞者を決定いたします。

大賞(千住博賞)1点 賞金:100万円 副賞:日本橋三越本店での個展開催

準大賞(三越伊勢丹賞)1点 賞金:50万円 副賞:日本橋三越本店での個展開催

三越美術部賞 1点 賞金:30万円 副賞:日本橋三越本店での個展開催

※ただし、個展開催については入賞者との相談によります。 

 

サイズ

50号 (規格F・P・M・Sのいずれか、もしくは変形可。ただし長辺130㎝以内のもの)

 

出品料

     15,000円(税込) 

お問い合わせ:三越伊勢丹・千住博日本画大賞事務局  bijutsubu@isetanmitsukoshi.co.jp

※お問い合わせはメールのみで承っております。件名に「千住博大賞展について」と入力してください。

 

募集要項をダウンロード↓

エントリーシートをダウンロード↓

画像

千住博

1958年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。

同大大学院博士課程満期退学。これまでにヴェネチア・ビエンナーレに

2回出品し、95年には絵画作品としては東洋人で初めて名誉賞を受賞。

そのほかミラノ・サローネなどにも出品。2011年に軽井沢千住博美術館開館。

16年「平成28年度外務大臣表彰」を受け、17年「第4回イサム・ノグチ賞」受賞、

18年には「日米特別功労賞」受賞。作品はメトロポリタン美術館を始めとする

世界主要美術館に収蔵、展示されるなど、国際的な評価も高い。

現在、京都造形芸術大学学長を経て、同大学院教授。

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