THE ATELIER 08
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工房を訪ねて

左から、平井理考さん、武央さん

連綿と受け継がれる、伊賀組紐の真髄。

伊賀組紐 平井兼蔵商店 三重県

明治35年頃より、伊賀の地域産業として本格的な発展を遂げた伊賀組紐。〈平井兼蔵商店〉は創業以来90年以上に渡り、高級組紐の製造に取り組み、伝承の技に常に新たな感性を取り入れています。父・武央さんは和装小物の域に留まることなく、ファッションからインテリアまで幅広く組紐を活かすことを使命とし、理考さんは武央さんより継承した組紐の日本三大産地としての矜持を胸に、組紐の更なる普及に努めています。

全盛期には100軒ほど存在した伊賀の組紐店は、きものを着る人の減少に伴い、現在では僅かに。しかし、こうした状況にもかかわらず、武央さんは前を向きます。「最近では、映画『君の名は。』のおかげで今まで組紐を知らなかった多くの方に興味を持っていただいた。次はいかに使っていただくかです」と。また、理考さんも「組紐の魅力を若い方にも伝えるため、現代のライフスタイルに合った色合いやデザインなど、ディテイルにこだわって製作しています。そして、それが父とは違う自分の色になっていくのだと思います」と溌剌とした表情で話します。

不撓不屈の前向きな精神を持つ二人。武央さんが、「組紐が使われる帯締めはきものや帯を引き立てる存在。つまり組紐は縁の下の力持ち」と語ると、理考さんも深く頷きます。現在〈平井兼蔵商店〉は、
帯締めだけでなく、ストラップやポーチ、カメラのベルト、更には真珠や水晶とコラボレーションしたお洒落なブレスレットなど、現代のライフスタイルを見事に彩るとともに、組紐の魅力を伝える意欲的な品々で溢れています。

経尺・合糸
必要な寸法に合わせるために長さを測り、
必要な糸の本数を準備します。
写真は、経尺・合糸について説明する武央さん。

染色
染色に使う色は7色あり、その割合や
濃度によって
多彩な色が出ます。
色見本通りに染め上げることは、
熟練の職人だけが成せる技です。

丸台・角台
組み作業の際に用います。
丸台(左)は組み下げ進み。
角台(右)は組み上げていき
ます。製作物に
よって台を
使い分け、この他に高台や
綾竹台が存在します。

組み作業
撚りをかけた糸を用いて紐を組みます。
糸の色、分量、台の種類や大きさ、
組む技法により、
バラエティーに富んだ
仕上がりを見せます。

三重県

〈平井兼蔵商店〉

帯〆「正倉院 流水」

絹100%、長さ約157cm

※【工房を訪ねて】の掲載画像に一部、店頭でのお取り扱い
のない商品もございますので予めご了承ください。

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