呉服
2019/09/06 UP
きもの姿のおしゃれのポイントとなるアイテムとして、こだわりたいのが帯締めと帯揚げ。とはいえ「きものとの組み合わせ方や色柄の選び方など、どう選べば良いの?」と頭を悩まされる方も多いのでは。
今回は着用シーンやきもの別に、格の違い、合わせ方のポイントをご紹介します。
結婚式やパーティーなど…
格式高い、フォーマルなシーンで。
【留袖(とめそで)に合わせる帯締め・帯揚げ】
黒留袖や色留袖には、白の帯締めと帯揚げを合わせます。
きものの柄に金彩があしらわれていれば、帯締めも金糸・銀糸が使われているものを。反対に加賀友禅など、金彩のあしらわれていない控えめな装飾のきものに合わせる場合は、帯締めも金彩を控えることで、きものと調和します。
【訪問着(ほうもんぎ)・付下げに合わせる帯締め・帯揚げ】
重厚感のある金彩が施された帯締めを合わせます。お呼ばれのシーンであれば色は淡い色などで控えめに。きものや帯との調和を重視して、主賓を引き立てましょう。
ご自身が主役のパーティーの席には、アクセントになるような色を選ぶと華やかな印象になります。ご自身のお好みの、思い切った色を選んでみてはいかがでしょうか。
こちらは三越伊勢丹が作り手と協業して開発した純国産絹「三煌」の帯締め。発色がよく、控えめな色でありながらも存在感があります。繊細な糸で組まれているため、しなやかで締りがよいのも特徴です。
フォーマルなきものには、光沢感があり、金彩などが施された品格のある帯揚げを合わせます。帯締めと帯揚げの色は“揃えない”のが最近のトレンドです。
お食事会や絵画展など…
街歩き、カジュアルなシーンで。
小紋や紬など、カジュアルなきものに合わせる帯締め・帯揚げは、基本的には金彩の施されていないものを選びます。写真のようなぼかし模様や、淡い色はきものに合わせやすく重宝します。
カジュアルの帯締め・帯揚げは色柄が豊富なので、見ているだけで心が踊ります。柄の少ない無地調のきものに、個性的な小物を選べばコーディネートの主役にも。
フォーマルにもカジュアルにも…
万能な帯締め・帯揚げ
金彩が施されていなくても、幅が広く重厚感のある遠州組の帯締めなら、フォーマルからカジュアルまで多用することができます。
格調の高い文様である大王松(だいおうまつ)が地紋にあしらわれた帯揚げ。金彩はなくとも十分に光沢感があり、カジュアルでもフォーマルでも、調和をとることができます。
コンシェルジュがきもの選びをサポートをいたします。
店頭ではたくさんの帯締め・帯揚げを取り扱っています。是非お手にとってお気に入りの一品を選んでみてください。
きもの選びで不安な方は、「きものファッションコンサルティングサービス」をご利用ください(サービス料:無料)。
下記よりご予約いただくと、ご来店時スムーズにご案内可能です。是非、ご活用ください。
※このコラムは2019年08月14日時点の情報です。
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