美術

-筆づくし・刀づくし・刻づくし - 安達春汀 刻字展

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2023/05/06

1989年から広島三越で始まり、今回で19回目を迎える安達春汀さんの刻字展。

本展では、「刻字」の新作をはじめ、原点ともいえる初期作品や書、ライフワークである水彩画を「変遷」をテーマに、一堂に展覧いたします。

期間中、安達春汀さんは、連日在廊。また、「刻字制作体験コーナー」もございます。

作品の幅を広げつつ、「百種百様の富士を削り続けたい。」刻字創作への夢がつきない安達春汀の世界観を、ぜひこの機会にご堪能ください。

 

【上記写真】*制作中のもの。完成した作品は会場でぜひご覧ください。

・広島三越開店50周年作品『富士』(檜、直径44㎝)

 

 

■【安達春汀 在廊時間】連日、午前11時~午後6時(*但し、最終日は午後5時まで)

■【刻字制作体験コーナー】5月4日(木・祝)~8日(月) 午前11時~午後6時(最終日は午後5時まで)

 安達春汀さんがノミを持ち、お客さまに槌を持っていただき、刻る作業の体験をしていただけます。

 

 

【安達春汀 略歴】

書作、刻字作家。

作品の普及に尽力するとともに、企業の経営理念などの刻字制作、神社や酒蔵の扁額奉納など多くの実績を残す。日本代表作家として、ドイツのハノーバー市市庁舎において個展を開催するなど国際交流においても幅広く活動。

1971年 香川峰雲に刻字を師事

1989年 広島三越初個展、以降隔年開催

1998年 日本橋三越本店初個展、以降3年毎開催

2002年 NTT西日本オリジナルカレンダー制作、以後9年制作

2011年 広島文化賞受賞

2018年 文化庁平成30年度地域文化功労者文部科学大臣表彰

現在、書道芸術院審査会員総務、筆の里公房理事

 

【安達春汀 ごあいさつ】

「心を刻む」をモットーに魂を注ぎ込む。思えば21才、香川峰雲との出会いが「刻字」に魅せられるきっかけでした。

悠久の時を刻んだ大木の年輪。それのおりなす杢目の造型。

そこに文字をのせ、ノミをあて、木槌で打ち込んでゆく。

 

筆墨の線と、板のもつ風合い・杢目がからみあい、ぶつかりあう心地よいリズム感と刺激・意外性・スリル・模索・没頭、そんな事をくり返しくり返しながら、あっという間に50年を通過しました。

 

沢山の諸先輩・友・師弟に支えられて今日に至りましたこと、心より感謝いたしております。

皆様から頂いたすばらしい感動を「ぽつんと心に残るあったかい作品を創りたい」と願いながら、これからも終わりのない創作の旅を続けたいと思います。

 安達春汀

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・『愛』

 

 

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【第31回 毎日書道展 秀作賞作品】

・『満架薔薇一院香/ばんかばらいちいんのかおり」(桂、162×35㎝、1979年)

 

 

*都合により展示作品が変更となる場合がございます。

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