究極の二択といえば、シェイクスピアの名作『ハムレット』(角川文庫『新訳 ハムレット』シェイクスピア 著/河合祥一郎 訳/2012年)。作中の名セリフ「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。」ほど大げさではありませんが、桜もちのシーズンになると「長命寺」と「道明寺」のどちらを食べようか迷うという方もいらっしゃるのでは。クレープ状の生地でくるんだ長命寺は関東風、粗く挽いたもち米を使う道明寺は関西風ですが、日本橋三越本店での人気はほぼ拮抗しているそう。東西の銘店が揃い踏みする三越で、今年は長命寺・道明寺を食べ比べてみるのはいかがでしょう。
足立区・千住の人気和菓子店<喜田家>がプロデュースする和菓子ブランド<KITAYA 六人衆>。若手菓子職人が中心となって作りあげる洗練された和菓子が人気です。こちらの桜もちはピンクの生地のこし餡、よもぎ入り生地のつぶ餡とタイプが選べるのが嬉しいところ。2色並べるとまた、彩りも美しく心弾みます。
各216円(1個)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/柱番号B-5
[販売期間]2020年3月3日(火)まで
[販売個数]各日各30点限り
大正元年に創業した埼玉県・浦和の老舗<菓匠花見>の桜餅は、濃いめのピンクの生地が目印。春らしい気分を盛り上げてくれます。もちもちして食べごたえのある生地、上品な甘さのなめらかなこし餡、塩気のきいた桜の葉が絶妙なバランスです。
216円(1個)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/柱番号A-5
[販売期間]2020年3月3日(火)まで
全国銘菓のセレクトショップ「菓遊庵」では、毎週木・金曜日に長命寺桜もちの元祖<やまもと>の桜もちがやってきます。享保2年(1717年)、初代当主が桜の名所である向島・隅田川堤の桜葉を塩漬けにして餅を包み、長命寺の門前で売り始め人気を博したのがはじまりなのだとか。真っ白で約2㎜と薄めの生地で甘さ控えめのこし餡をくるみました。乾燥しないようオオシマザクラの葉2、3枚で包んでいます。
1,301円(5個入)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/菓遊庵
[販売]毎週木曜日・金曜日 午前11時頃入荷
■銀座三越 地下2階/菓遊庵
[販売]毎週木曜日・金曜日 午前11時30分頃入荷
※交通事情等により、入荷が遅れる場合がございます。
続いては道明寺編。桜の名所・嵐山で初の桜もち専門店として創業した<鶴屋壽>の「さ久ら餅」は、界隈の老舗料亭のお土産としても人気。道明寺糒(どうみょうじほしいい)そのままの色を生かした上品な白い生地は、独特の弾力とほどけるような優しい食感で、伊豆大島桜の葉の香りがやさしく広がります。雅なパッケージに5個入なので、手みやげにもおすすめ。
1,026円(5個入)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/菓遊庵
[販売]毎週月曜日・土曜日
淡いピンク色と小ぶりでコロンと愛らしい形が雅な風情を醸す<京菓匠 鶴屋吉信>の桜餅。しっとりもちもちの道明寺製生地の中には、舌触りもなめらかなこし餡が。ほのかな桜の香りとともにお楽しみください。
324円(1個)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/柱番号A-3
[販売期間]2020年4月10日(金)まで
<宗家 源吉兆庵>のさくら餅は、ちょこんとのせた桜の花の塩漬けが愛らしいアクセント。みずみずしいこし餡を口当たりのよい道明寺生地でくるみ、薄手の桜の葉で包みました。
216円(1個)
SHOP INFO
■日本橋三越本店 本館地下1階/柱番号A-6横
[販売期間]2020年3月3日(火)まで
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